知って得する!遊郭ガイド
遊郭の史跡ガイドでは、各県に存在する遊郭についてわかりやすく解説しています。ソープランドの起源である遊郭、ソープランドで遊ぶなら知っておいて損はないでしょう。
1分で千葉遊廓!
八兵衛と呼ばれた宿場女郎の地
現在は多くのソープランドが千葉市内にあるが、当時の千葉の大きな遊郭は、船橋市と松戸市にあった。 昭和初期には新地遊郭を形成し、船橋の遊郭は船橋新地、松戸の遊郭は平潟新地と呼ばるようになった。 2007年まで船橋市に吾妻屋という巨大姑楼建築が一軒あったが、火事で消失してしまい、 現在は千葉県内に一軒も残っていない。千葉にはかなり数は少ないものの遊郭の痕跡が残っている。
A. 平潟神社(水神宮)
有力遊郭の名が刻まれる神社
この神社には水神様が祀られている。ここが江戸川、坂川、樋古根川の 3つの川に囲まれているからだろう。また、この神社の隣には平潟遊郭が あったため、遊郭の面影を残すものが残っている。 神社の水槽を見ると、「九十九楼」と刻まれている。これは平潟遊郭の 中でも有力な妓楼の屋号(三井家)である。その他、狛犬の 台座などにも他の妓楼の屋号が刻まれていて、この周辺に多くの妓楼が あったことを示している。
現在、この周辺は住宅街で遊郭の面影はあまり残っていないものの、「平潟遊郭」と刻まれた石碑や「せんだんや」(=遊郭時代の木賃宿の意)という名前のホテルが残っているので、所々遊郭時代の痕跡を垣間見ることができる。
1:九十九楼の水槽
2:平潟神社
3:千檀家ホテルと石碑
4:震災後