知って得する!遊郭ガイド
遊郭の史跡ガイドでは、各県に存在する遊郭についてわかりやすく解説しています。ソープランドの起源である遊郭、ソープランドで遊ぶなら知っておいて損はないでしょう。
1分で名古屋遊廓!
遊郭跡が残る街並み
名古屋の遊郭の歴史は徳川家康の名古屋城築城と共に始まり、 廃止や再興とともに、場所なども変化ししつつ脈々と続いていた。 遊郭の発展で手狭になったことなどにより、大正8年に旭遊郭から中村遊廓へ移った。 中村遊郭は大正12年に営業を開始し、全国でも屈指の遊郭となった。 戦後は名前を変え再開したが、1950年代終わり頃から廃業し、 ソープランドなどへと姿を変えている。
A. 旭遊郭跡
中村遊郭の前身
名古屋の街に遊郭が現れたのは、名古屋城の築城に遡る。 築城が終ると、尾張藩主・徳川義直によって、廃止されたが、 七代藩主徳川宗春によって復活。安政五年に出来た北野新地の遊郭が 明治7年に南西へ移転し、旭遊郭と呼ばれるようになった。 明治38年頃の全盛時代には、娼家173軒、娼妓1618人を数えた。 廃止後、跡地である大須周辺は商店街や電気街などになっている。
大須商店街で毎年10月に行われる「大須大道町人祭」では、シンボルとして「おいらん道中」が行われる。
1:錦絵
2:明治期
3:移転後
4:現在
B. 中村遊廓跡
遊郭建物が残る街
大正時代に、大須から遊郭街が移転し中村遊廓として栄えた。 民家や飲食店などとして、遊郭建物の一部は現在も残っており、 名古屋市の都市景観重要建築物の指定を受け保存されている。
遊郭の建築を眺めて、遊郭時代を偲ぶのも、建物が残るからこそできる楽しみ方かも知れない。
1:大正期
2:旧遊郭「長寿庵」
3:>旧遊郭「松岡」
C. 素盞男神社
商売繁盛祈願の地
毎年11月の酉の日に商売繁盛、家内安全を祈願する 「酉の市」が開催され、参拝者で賑わう。 燈籠など神社内の奉納物には、昔の妓楼の名前が刻まれたものも残っている。
訪れたついでにお参りして、売繁盛、家内安全を祈願するのもよいだろう。。
1:素盞男神社