ソープランド用語・辞典
店の基本用語編
「嬢」じょう
ソープランドで接客を担当する女性コンパニオンのこと。プレイルームで客とマンツーマンで様々な性的サービスを行う。ソープ嬢、姫、泡姫、キャストなどとも呼ばれる
「本指名」ほんしめい
フリー・ネット指名・パネル指名の別を問わず一度接客してくれた嬢を、再度指名して予約すること。「本」という表現の通り、 この数がソープ嬢の実力を測る数値とされており、嬢への報酬もネット指名・パネル指名・フリーと比べて格段に高くなる。略して「本指(ほんし)」とも。
予約せずに来店して二度目(或いはそれ以上)の指名であることを伝えても本指名となる場合もあるが、嬢の報酬アップは予約が条件となる場合が多い。
「ネット指名」ねっとしめい
インターネットのHPを見て、電話にて(稀にネットで指名できるシステムの店もある)予約指名すること。実際の接客の成果ではなく店側の営業努力による部分も大きいので、本指名よりは評価も報酬も下がる場合がほとんどで、フリーと同じ扱いの店もある。
「写真指名・パネル指名」しゃしんしめい・ぱねるしめい
店内のパネル(写真・アルバム)を見て指名すること。ヘルスなど他の風俗店では写真指名でも指名料が掛かる場合が多いが、ソープでは指名料無料の場合が多いので、必然的に嬢の評価や報酬もフリーと同様になる。
「フリー(おまかせ)」ふりー(おまかせ)
予約も指名も行わず、接客する嬢を店に一任すること。好みのタイプや希望のプレイだけを伝えてお任せすることも可能で、来店時間だけを事前予約する「枠予約」も可能な場合がほとんどである。
「(指名)ランキング」(しめい)らんきんぐ
月単位で集計される、嬢ごとの指名数のランキング。基本的には本指名の本数でランキングが作られるが、プレイ時間が複数設定されている場合は合計時間数やコースをポイント化した合計値など、店によって様々な集計方法が存在する。
ネット指名を評価する店の場合は、ポイント化して合算する方法もあるが、本指名とネット指名を分けて別々のランキングとして集計する方法が一般的。また時間帯によって料金や勤務シフトが明確に分かれている場合は、早番・遅番の別でランキングを分ける店も多い。
「日の出」ひので
風営法で定められた、開店が可能な最も早い時刻。厳密には毎日変わるので、実勢としては午前6時などと固定した時刻を定めている店もある。
「ラスト」らすと
お店の最終受付時間を指す。風営法で24時閉店が義務付けられているが慣例上24時近くまで客入れをして、実際に全ての客が退店して営業を終える時間とずれる場合がある。特に嬢の出勤時間は最後の枠の客の時間によって変わることがあるので、明記せずに「ラストまで」と表記することが多い。
「出禁」できん
出入り禁止のこと。店や嬢に著しく迷惑を掛けた客に対して、店側が明確に来店を禁止する措置。基本的に店の客として相応しくない場合に行われるので、来店自体を半永久的に禁止するものとなる。
稀に嬢単位の「出禁」も存在するが、その場合は「接客拒否」と呼ばれるのが一般的。
嬢の応用用語編
「部屋持ち」へやもち
ソープランドのプレイルーム数は限られており、条例等によって自由に改築もできないために、在籍している嬢の出勤は部屋数の制約を受けることになる。基本的に嬢はシフトによって出勤する度に違うプレイルームで接客することになるが、なかには指名数の多さから優遇されて自分専用の部屋を与えられる嬢もおり、これを「部屋持ち」と呼ぶ。
部屋持ちになるのは指名ランキング上位を一定期間続けるのが条件で、そのこと自体がステータスであると同時に、調度や備品の配置を自分の好みと裁量で行うことができる。なお部屋の主が休みの日には、他の嬢がその部屋を使うこともある。
「お茶挽き・お茶を挽く」おちゃひき・おちゃをひく
本指名・ネット指名・写真指名を問わず、嬢に客がつかずに暇な状態が続くこと、またはその嬢自身を指す。茶の葉を挽いて抹茶を作るのが暇な人の役割だったことから、遊廓時代から定着した表現とされている。
「バック」ばっく
客が払う総額料金のうち、嬢が受け取れる金額のこと。「手取り」とも。
「本指名」の項で記した理由により、指名料がない店でも本指名だとその比率が高くなる場合がほとんどである。尚、そこから更に「雑費」と呼ばれる経費を店に引かれる場合が多い。
「雑費」ざっぴ
嬢が店の備品を使う為の経費という名目で、バックから差し引かれる金額のこと。雑費は出勤日数あたり・接客数あたりで決まっている場合、一日の接客数ごとに細かく設定される(例:1本2,000円+1本増える事に500円増)場合など店によって様々。基本的にはバックの数%~10%程度に設定されていることが多い。
「上がる」あがる
嬢がソープ業界を離れること。卒業。再度業界に戻ることを「下がる」ということもある。
「飛ぶ」とぶ
嬢が無断で店を辞めること。店の男性従業員に対しても使われる。
「裏引き」うらひき
店で出会った客と、嬢が店外で料金を取ってサービスすること。ホテル等で性的サービスだけを行う場合と、飲食等のデート的な行動を含む場合とがあるが、いずれにしても大まかに拘束時間に比例した料金を設定することが多い。もちろん店の取り分がなくなるので店側は禁止している行為であり、秘密裏に共犯者的な関係となるので、基本的には信頼した常連客と行うことになる。
「姫予約・嬢予約」ひめよやく・じょうよやく
「姫予約・嬢予約」ひめよやく・じょうよやく 客が店での接客(プレイ)を予約する際に、店を通さず嬢に直接連絡して依頼すること。店の正規料金を支払って店でプレイするので、これは「裏引き」とは違って店の売上・利益になる正規の営業だが、ただ客が嬢の連絡先を知っていないと成立せず、連絡先を教えるかどうか・それを受けるかどうかは嬢の裁量に任されている。よって全ての客に対して公平にオープンにならない性質から、店は公認というより黙認するような形になっているのが実情。 人気でかつ特定の常連客を囲い込むスタイルの嬢の場合、電話予約や店頭での指名が事実上不可能で、嬢予約だけで枠が埋まってしまうということも起こりうる。また客が嬢の連絡先を知らなくても、接客時に次回の予約を直接嬢に申し込む形で嬢予約が成立するパターンも(店並びに嬢が受け入れれば)あり得る。
客の慣用句編
「裏を返す」うらをかえす
一度接客してもらった嬢に、もう一度接客してもらいに行くこと。基本的には予約して本指名することを指す。表裏揃ってようやく嬢の報酬アップに貢献できる、というような意味合い。
「口開け」くちあけ
嬢のその日の出勤時間の最初につく(接客してもらう)こと、或いはその客。
「パネマジ」ぱねまじ
店内パネル或いはHPの写真を実物より良く見せることで、パネルマジックの略。撮影の角度や照明などで綺麗に見せるだけでなく、画像ソフトにより写真を加工して行う場合が極めて多い。肌のシミやシワやほうれい線を消す、肌の色を白くする、目など顔のパーツの大きさや形を変える、顔や身体のラインを細く修正する、タトゥーや傷跡を消すなど、あらゆる手法が存在し、全く加工が無いほうが稀である。
店並びに嬢としては営業努力の範疇ではあるが、客側としては当然ネガティブな意味に捉えられ、その度合が大きいと「あの店はパネマジが酷い」と店全体の評価を下げることに繋がる。
「逆パネマジ」ぎゃくぱねまじ
パネマジとは逆に写真映りが悪く、実物の方がビジュアルが良いこと。嬢に対しては当然褒め言葉として使われる。
「振替」ふりかえ
嬢を事前に指名予約していたのに、来店後に当該嬢の接客が不可能だと伝えられ、他の嬢の接客での入浴(プレイ)を勧められること。基本的に、事前に接客不可能と分かっている人気嬢で予約させておいて、他の嬢をつける店側の確信犯的な手法を指す。
もともと出勤しない嬢で予約を取って振り替える場合と、出勤している嬢で同じ時間に複数の客の予約を取って振り替える場合がある。最も酷い場合は在籍していない嬢で行う場合もあり、当然全ての場合で店の評判を著しく下げる行為となる。
「店外」てんがい
いわゆる「店外デート」のことを指す場合もあるが、基本的には「裏引き」の項で触れた嬢の店外営業を指す言葉。客側からは単純に「店外」と呼ぶことが多く、転じて隠語的に「天蓋」(てんがい)と記す場合も。
「時短」じたん
時間短縮のこと。既定のプレイ時間より早くサービスを終わらせることを指し、単純に嬢が手順を早めて終わりを告げるパターン、プレイ前の会話を長引かせて実質プレイ時間を短縮するパターン、受付の時計とプレイルームの時計をずらしておくパターンなど、様々な手法が存在する。あからさまな時間稼ぎは、当然嬢の評価を下げる要素となる。
「地雷」じらい
様々な理由により、客が不快な印象を受けた嬢をこう呼ぶ。指名して実際に接客されてみないと分からない不備を、踏んでみて爆発して初めて分かる地雷になぞらえた表現で、主にパネマジの(写真と実際が違い過ぎる)嬢に対して使われる。
また容姿は良いのにサービスに不備や不快な点がある嬢を「サービス地雷」と表現することもあり、気遣いの欠如・NG事項が多い・愛想がない・話し口調が失礼・時短を行うなど、種々のマイナス要素に対して使われる。また本来は容姿とのギャップありきで使われていた表現だが、容姿もサービスも悪い場合も含め広く用いられることがある。
プレイ用語編
「即即」そくそく
即尺・即ベッドのこと。プレイルーム入室直後に尺八(フェラチオ)から挿入へとサービスが始まるスタイルで、入浴前の客に対して嬢が濃厚プレイを施すことにより、非日常感・特別感を演出する。主に高級店でスタンダードな手法となっている。
「2回戦」にかいせん
プレイ時間内での2度目の性交のこと。120分程度の標準的な時間枠だと、2回戦がひとつの目安となる。同様に「1回戦」「3回戦」などと用いられ、基本的に客の射精の回数でカウントする。
「マット」まっと
浴槽脇の洗い場に設置されたエアーマットの上で、嬢が全身を使ってローションを用いて客の身体中を愛撫するプレイ。洗うことに主眼を置き、ローションではなくボディソープを用いる場合は「ボディ洗い」「泡踊り」とも呼ばれる。
ローションを用いた場合はマット上でそのまま挿入するのが一般的で、2回戦以上の場合はうち1回をここで行う場合が多い。このためプレイ時間が長い高級店では標準プレイとされている場合が多いが、高級・大衆を問わず店によって・嬢によって行う場合とそうでない場合が多いので、事前に確認しておくのが無難。なおエアーマットの上で急に立ち上がったり体勢を変えたりすると転倒の危険があるので、細心の注意が必要である。
「壺洗い」つぼあらい
ボディ洗いの際に、客が指を立てて、その指を嬢の膣内に入れること。壺=嬢の膣を使って客の指を洗うというもので、前戯の一種というよりは「嬢が身体中を道具として、客の身体中を綺麗にする」という、奉仕の丁寧さを示す儀式的な意味合いが強い。
「潜望鏡」せんぼうきょう
浴槽内のプレイの一種で、ソープランドならではのもの。嬢と客が向かい合い、嬢の補助で客が腰を浮かせ、性器のみを水面上に出した状態で嬢が口で咥えて愛撫するプレイ。
「椅子洗い」いすあらい
スケベ椅子と言われる特殊な形状の椅子(陰部部分に凹字型の隙間がある)に客が座り、嬢が椅子の下から腕を通して性器や肛門などを洗ってくれること。嬢はスポンジなどを使わず、自身の腕で直接洗うことで密着感と奉仕感を表現する。逆に嬢が自身の陰部で客の腕や脚を洗うプレイもあり、こちらは陰部をタワシに見立てて「タワシ洗い」と呼ぶ。
また、くぐり椅子と言われるスケベ椅子の座高を高くした形状の椅子に客が座り、嬢が仰向けで身体ごと下を通過しながら、舌で舐めて洗うことも。
「お清め」おきよめ
嬢が、射精後の客の性器を口で咥えて綺麗にする行為で、別名「お掃除フェラ」とも。
「二輪車」にりんしゃ
客1人に対して、嬢が2人ついてプレイを行うこと。3P。
通常は料金は2倍となり、また二輪車が可能な女の子が限られている場合が多い。
なお客1人に対して嬢が3人ついてプレイを行うことを三輪車というが、これが可能なお店は極めて少ない。三輪車以上の多人数プレイを、総称してアレキサンダープレイ(アレキサンダー遊び)と呼ぶこともある。
アルファベット略語編
「DK」=Deep Kiss(ディープ・キス)
舌を入れるキス。ソープランドでこれを積極的にするのは丁寧で献身的なサービスとして喜ばれる。
ちなみに舌を入れないキスをフレンチ・キスという人も多いがこれは実は誤りで、フランス人のような濃厚なキスということで本来は「フレンチ・キス=ディープ・キス」である。
「NS」=No Skin(ノー・スキン)
スキン(コンドーム)なしでの性交。かつては衛生管理とピル服用の前提のもと、奉仕精神の一環として高級店の売りとされたこともあったが、性感染症に関してのリスクは完全にはコントロールできないことから、最近では高級店でも「S着」(スキン着用)をルールとする店も増えている。このため現在では、高級・大衆の別よりも、店の方針によるものが大きい状況となっている。
「NN」Namaire Nakadashi(生入れ・中出し)
NSの性交で、膣内に射精すること。基本的にはピル服用の嬢のみ可能。
「k」=Kilo
総額料金などの金額を示す際の、「1,000円」を表す単位。39,000円=「39k」などと表記する。読み方はアルファベットの読みのまま「ケイ」で、「39k」ならば「さんじゅうきゅうケイ」となる。
由来は「km(キロメートル=1,000m)」「kg(キログラム=1,000g)」などと同じ、1,000を表す接頭辞の「キロ」。
ソープランドの「ランク」用語
高級店
110分以上のコース設定が基本で、入浴料が2万円以上・サービス料が3万円以上で総額は5万円以上。このうち総額が8万円以上になるお店は「超高級店」「最高級店」とされることも。
店内はゴージャスで高級クラブのような内装、コンパニオンも万人に好まれる美貌・スタイル・プロポーションを保持している場合が多く、言葉遣いや所作に至るまで接客業としてしっかり訓練されているのが一般的です。
入室した直後から、シャワーやお風呂に行く前に口を使って男性のモノを綺麗にしてそのまま流れ込むパターン、いわゆる「即即(=即尺・即ベッド)」と言われるプレイスタイルが一般的。終始濃厚で、非日常的な奉仕を受けられます。
中級店・大衆店
90分前後のコース設定で総額2.5~5万円程度が基本となりますが、お店によって総額2万円以下/60分以下のライトなコースや、総額5万円以上/120分以上の高額なコースを併設している場合もあり、高級店と格安店の架け橋的な存在となっています。なお中級店と大衆店を区別する場合は中級店の方が料金がやや高いとされていて、当BBSでも中級店(4~5万円)・大衆店(2.5~4万円)という分類をしています。
内装も従業員の接客も高級店と格安店の中間というレベルですが、コンパニオンに関しては格安店で人気になってワンランク上がってくる嬢や、逆に高級店で年齢を重ねて降りてくる嬢なども含め、さまざまなタイプが混在しています。このため接客・サービスの内容は、お店によって・コンパニオンによって、かなり幅がある場合も。
格安店
45~70分という短めの時間で、総額2.5万円以下のコース設定があるのが基本となります。なかには総額1.5万円を切るような「激安店」と呼ばれるお店も。お店によっては90分以上で総額3万円以上のコースを併設している場合もあるので、中級店との境目は曖昧になっています。
最も手軽な料金で楽しめる代わりに、お店の内装も接客もカジュアルな場合が多く、特に嬢のサービスは良くも悪くも「プロっぽくない」ことが往々にしてあります。また年齢や体形などが「一般受けしない」ことから格安店にいる嬢もおり、趣味嗜好によってはお得に遊べる嬢と出会えることもあるので、リサーチと経験で可能性は広がります。